Yahoo! JAPAN、自分だけが知るログイン専用の「シークレットID」設定可能に


 ヤフー株式会社は22日、Yahoo! JAPAN IDの不正利用対策の新機能として、ログイン時にのみ使う非公開の文字列を設定できる「シークレットID」の導入を開始したと発表した。シークレットIDでログインを行う設定に変更すると、Yahoo! JAPAN IDやニックネームではログインできなくなる(設定済みの登録メールアドレスでのログインは可能)。

 IDやメールアドレスは第三者が知り得る情報であることが多く、IDを不正に使われるリスクがあるのに対して、シークレットIDは本人だけが知る秘密の文字列であるため、第三者による不正利用の防止になるという。

 また、Yahoo! JAPAN IDは取得後に変更できないのに対し、シークレットIDはいつでも変更可能。万一フィッシングサイトにログイン情報を入力してしまった場合などでも、事後的にログイン用のIDを設定しなおすこともできるとしている。

 さらにヤフーでは今秋をめどに、ワンタイムパスワード認証を導入していく予定。


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(永沢 茂)

2012/5/23 06:00