「Google日本語入力」開発版がアップデート、誤読を「もしかして」で指摘


 Googleは24日、日本語入力システム「Google日本語入力」の開発版(Windows/Mac)をアップデートしたと発表した。訂正候補を「もしかして」の形式で指摘してくれる機能が漢字の誤読に対応した。開発版をすでに利用しているユーザーに対しては、自動的にアップデートが適用される。ウェブサイトから新規ダウンロードすることも可能。

誤読が入力された場合、訂正候補が「もしかして」の形式で表示される(公式ブログより画像転載)

 公開された新バージョンは「1.5.1090.10x」。新機能により、例えば「ふいんき」のような、一般に広く知られている誤読が入力された場合、「→雰囲気 <もしかして:ふんいき>」といった形式で正しい読みを表示してくれる。

 また、漢数字変換の大字変換に関する仕様が変更され、「壱」を省略しないようになった。これにより、「1111」を変換すると、「阡百拾壱」ではなく「壱阡壱百壱拾壱」と表示される。

 このほか、全角カタカナモード・半角英数モードで「スペースの入力」設定が反映されないなど、各種の問題についても修正が行われた。Windows版のみの修正点として、辞書ツール起動時に再度辞書ツールを起動すると、起動済みウィンドウが前面に出ないという点も改善された。



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(森田 秀一)

2012/5/25 16:53