リクルートの調査で高校生のTwitter利用率が5割超え、mixiも37.9%に増加
株式会社リクルートは3日、高校生におけるスマートフォン所有率が4割弱、SNS利用者が8割弱、Twitter利用者が5割に上るとの調査結果を発表した。
リクルート進学総研が行った「高校生のWEB利用状況の実態把握調査」によるもの。マクロミルのモニター会員のうち、2012年3月時点の高校生(進学検討者)を対象に4月13日から4月20日までインターネット調査で実施し、1239人の回答を集計した。
デジタル機器の所有率は、ノート型PCが75.4%、携帯電話が72.2%、デスクトップ型PCが61.7%、スマートフォンが39.2%、タブレット型PCが10.9%、モバイル型PC(ネットブックなど)が7.8%の順。ノート型PCが昨年より6.4ポイント、タブレット型PCが同5.0ポイントの増加となったが、スマートフォンでは昨年の14.9%から24.3ポイントの大幅な伸びを示しており、1年で所有者が2.6倍に増加したことになる。一方、携帯電話は昨年の81.1%から8.9ポイント減少した。
自分専用のものとして所有している機器では、携帯電話が67.2%でトップだが、昨年の78.5%から11.3ポイントの減少。一方、スマートフォンは36.5%だが、昨年の12.4%から24.1ポイントの大幅な増加となっている。このほかは、ノート型PCが34.5%、デスクトップ型PCが17.4%、タブレット型PCが5.2%、モバイル型PCが3.5%。
利用シーンとしては、PCが、落ち着いてから布団ベッドに入るまで(69.9%)、帰宅直後(41.8%)、帰宅時(23.7%)など、利用時間が固定化されている。これに対して携帯電話・スマートフォンは、帰宅時(60.3%)、落ち着いてから布団ベッドに入るまで(57.5%)、布団ベッドに入ってから寝るまで(56.7%)、学校の休み時間(55.3%)、通学時(49.9%)、帰宅直後(47.6%)、起床後すぐに(43.4%)、学校に出かけるまでの時間(38.1%)など、「起床後すぐから布団に入るまで一日中利用されている」としている。
コミュニティサイト(SNS)の利用率は77.0%で、昨年の61.3%から15.7ポイント増加した。男女別では、女子が81.4%、男子が70.9%。
現在利用しているコミュニティサイトは、Twitterが50.2%、mixiが37.9%、アメブロが29.8%、「ブログ」が29.5%、GREEが22.8%、Facebookが22.6%、モバゲーが21.1%、「プロフ」が12.4%の順。なお、これらの数字は、コミュニティサイトを利用していない高校生も含めた調査対象全体における割合となっている。また、アカウント登録の有無については特に限定していないため、一部サービスでは閲覧だけしている人も含まれる可能性もある。
昨年と比べ、Twitterが16.2ポイント、mixiが14.5ポイント、Facebookが9.9ポイントそれぞれ増加した。一方、GREEは0.5ポイント減少。なお、モバゲーとアメブロは今年の調査から選択肢を提示したため増減は不明。
コミュニティサイトの利用目的としては、友人・知人とのコミュニケーションツール(67.0%)、暇つぶし(56.0%)、最新情報の入手先(52.0%)が上位。
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(永沢 茂)
2012/7/3 15:04
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