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SNSはほぼ2強、TwitterとFacebookの利用率は40%超~電通PR調査

 株式会社電通パブリックリレーションズ(電通PR)は26日、SNSに関するアンケート調査の結果を発表した。

SNSの利用経験・意向についての調査結果(発表資料より)

 調査は11月22日から28日まで行われたもので、回答者は男性674人、女性が665人。15歳から69歳まで、およそ10歳ごとに区切った各年代から219~230人ずつ選んでいる。

 SNSの認知度をサービス別に聞いたところ、「内容まで知っている」「名前を聞いたことがある」と答えた人の合計が最も多かったのはTwitterで、98.7%だった。以下、Facebookが98.4%、mixiが95.9%、モバゲーが94.9%、GREEが91.5%と続いた。また、Google+は84.8%、LINEは76.5%だった。

 各SNSの利用動向に関する設問では、Facebookの利用率が最も高く、「現在利用している(ほぼ毎日)」「現在利用している(たまに)」の合計が41.7%だった。Twitterも同40.5%で、ほぼ2強と言える状況となった。3位以下はmixiが26.7%、LINEが23.7%、モバゲーが11.7%、GREEが9.8%。

 また、「2013年のSNS界未来予測」を自由記述式で求めたところ、406人が回答。うち65.3%が「SNSが主要連絡手段になる」「SNS婚活での成約率が増加する」などのポジティブな回答を寄せた。一方、ネガティブな回答も23.9%に上っており、「SNSは飽きられると思う」「SNSは沈静化する」などの声があった。

 電通PRはアンケート結果に対する考察として、「(大手ソーシャルメディアが)コミュニケーションプラットフォームとしていわば“常識”化したと言える」と説明。利用者増にともなって“SNS疲れ”が示唆されてはいるものの、利用率が50%に達していない状況などから、今後も発展が期待できるとしている。

 また、企業は、ソーシャルメディアによる情報の量的拡散だけを追求しがちだが、コアターゲット層に「これは自分のための情報だ」と思ってもらうことも重要だとし、これを「アンチユビキタス」と表現している。

(森田 秀一)