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「Location AI」へ社名変更、“位置情報ビッグデータ×AI”を追求するクロスロケーションズ
グローバル位置情報データを活用した海外人流分析サービスも開始
2025年12月10日 06:00
クロスロケーションズ株式会社は、2026年1月1日付で社名を「Location AI株式会社(ロケーションエーアイ株式会社)」に変更し、CI(コーポレートアイデンティティ)を刷新すると発表した。
同社は2018年に創業し、位置情報ビッグデータをAI技術のマシンラーニングによって処理する「Location Engine」および人流データ活用プラットフォーム「Location AI Platform(LAP)」を提供。2025年には生成AIによる人流データ分析機能もLAPに統合した。
新社名のLocation AIは、同社が創業当時から追求してきた“位置情報ビッグデータ×AI”の技術を象徴したものだ。ロゴの先頭には2023年に発見された「アインシュタイン・タイル」を採用。この図形は1種類だけで無限に平面を埋め尽くすことができる多角形で、“新たな発見の創出”という同社の姿勢を象徴するデザインとしている。
また、同社は12月2日、グローバル位置情報データを活用した海外人流分析サービスも提供開始した。同サービスでは、世界42億台のスマートフォン端末IDデータと、各国・各地域の詳細な位置情報データを組み合わせて分析・可視化する。まずは企業ごとにカスタマイズしたレポート形式で提供を開始し、その後はLAPに基本機能として実装することも予定している。
第1弾の対象エリアは米国、韓国、台湾、東南アジアの主要都市および重点エリアで、分析指標には「日別・時間帯別来訪者数(Daily/Hourly Visitors)」「居住・勤務エリア(Trade Area)」「併訪率(Cross-Visitation)」「リピーター率(Visit Frequency)」などを提供。企業の海外事業において、出店前の候補地選定から出店後の販促・営業時間設計、再配置や撤退判断、販売促進策の立案や効果測定などデータに基づく意思決定を支援する。



