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人流データと企業が保有する各種データを重ねて分析・可視化する新機能
クロスロケーションズの人流データ分析プラットフォーム「LAP」
2025年6月23日 06:10
クロスロケーションズ株式会社は6月21日、同社が提供する人流データ分析プラットフォーム「Location AI Platform(LAP)」にて、企業が保有する各種データや外部データを地図上で統合し、可視化や分析を行える新機能「統合データ分析機能」の正式提供を開始したと発表した。
LAPでは、スマートフォンから同意を得て取得した位置情報データをもとにした人流データの分析結果を地図上に可視化することにより、店舗周辺の通行量や滞在傾向、曜日別変化などを直感的に把握し、さらにその分析データをダウンロードして多角的な分析に活用できる。
今回新たに追加する統合データ分析機能により、企業が保有するCRM(会員属性・来店履歴)やPOS(購買履歴・売上情報)、アンケート結果、外部から取得した統計データ(国勢調査・カード決済・購買データなど)をLAPにアップロードして、人流データと統合して可視化・分析することが可能となる。これにより、実際の行動を示す人流データと、行動の背景にある属性や購買履歴などを結び付けた、実勢に基づく分析を誰もがすばやく行える。
統合データ分析機能を活用することにより、来訪者の傾向や滞在傾向、購買履歴、利用傾向などさまざまなデータを組み合わせて、「どこで売上が動いたのか」「施策が効いたのはどのエリアか」などの傾向を地図上に可視化できる。同機能はヒートマップや属性分布でグラフを用いたインターフェースを採用し、誰でも直感的に読み解けるダッシュボード形式で利用できる。
クロスロケーションズは統合データ分析機能の活用シーンとして、小売・流通業界における店舗来訪客と自社会員の丁目別分布傾向分析や、飲食業界における店舗来訪客のエリアと商品売上データを連係させたライフスタイル分析、公共・観光分野における個別施設来訪者と他施設会員データを連携させた分析などを提案している。