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裁判で双方の弁護士がAIを用いて存在しない架空の判例を引用、判事激怒で裁判は中止に

 米ミシシッピ州で行われた未払いとなっている弁護士費用を巡る訴訟において、双方の弁護士がAIを用いて主張を展開していたことが判明し、裁判が中止されるという出来事があった。

 AIの使用が発覚したのは、両者がともに存在しない架空の判例を引用していたからというお粗末なもの。激怒した判事は審理を中断。関与した4人の弁護士全員が訴訟から外されたうえで、責任の度合いに応じて1000~3500ドルの罰金を科されたという。

 この一件のポイントは、AIの利用が即NGだったわけではなく、出力結果の検証を行わなかった点にある。関係した弁護士4人全員がAIを直接使用したことを認める一方で、そのうち1人はAIが架空の事例を生み出す可能性があることを知らなかったと主張しているという。 AIを利用する弁護士が裁判において問題視されるケースはあとを絶たず、つい先日もニューヨーク州で起こったケースでは、AIで虚偽の引用を行った弁護士を判事が問い詰める様子を、ウェブ上に公開されている動画で見ることができる。