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日本百名山、春の時期の来訪者数が2年前に比べ18%減。熊の出没が集中した東北では34%減
~スマホの人流ビッグデータをもとにunerryが分析
2026年8月14日 18:52
日本百名山の春の時期における来訪者数は、2年前に比べて18%減少していることが、人流ビッグデータの分析から分かったという。熊の出没動向との因果関係を直接的に示すものではないとしているが、東北エリアでの落ち込みが特に大きく、34%減少していた。株式会社unerryが、山の日の8月11日に調査結果を発表した。
これは、国内2.4億IDを超える人流ビッグデータを保有する、unerryのリアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」の人流ビッグデータをベースにしたもの。日本百名山の山頂から半径500m圏内への来訪が推定されるスマートフォンの位置情報データを対象に、熊の出没が増え始める4~6月期について、2024年・2025年・2026年の3年を比較した。
全国平均では、2年間で18%減少。ただし、2024年から2025年にかけて18%減少したのち、2025年から2026年にかけては増減がなかったため、直近1年では下げ止まりの兆しも見られるとしている。
2024年から2026年にかけての2年間の推移をエリア別に見ると、北海道(32%減)、東北(34%減)の落ち込みが大きい一方、近畿(3%減)、中国・四国(6%減)はほぼ横ばいとなるなど、エリアによって傾向が分かれている。
unerryによると、調査対象とした3年は、2023年度に熊の出没が急増して以降、高い水準での増減を繰り返してきた期間にあたるとしている。熊の出没は例年、東北エリアに集中しており、熊の出没動向との因果関係は証明できないものの、来訪者数の落ち込みと地理的に符合すると指摘している。
山別に見ても、東北の山は2024年と比べると低水準が続くとしており、中でも八幡平(46%減)の落ち込みが大きい。一方で、東北であっても、直近の2025年から2026年にかけての1年間で見ると、磐梯山(36%増)や安達太良山(12%増)のように回復の動きを見せる山もある。なお、山別の調査結果は、信頼性を担保するのに十分な量の人流データを取得できた23山についてのみ公表している。


