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GREEが未成年ユーザー733人に上限超える請求、料金返還へ

 グリー株式会社は7日、同社が運営するSNS「GREE」において、未成年ユーザーへの利用金額制限を行うシステムに不具合があり、延べ733人に過大請求をしていたことを明らかにした。

 過大請求があった期間は2012年4月26日から9月7日まで。フィーチャーフォンで未成年ユーザーがクレジットカード決済を選択していた場合、15歳以下は月間5000円まで、16〜19歳は月間1万円までという利用金額制限を超えて決済できる状況だった。

 グリーはユーザーの問い合わせを受けて9月6日、フィーチャーフォンにおけるクレジットカード決済機能の利用上限フィルターが正しく設定されていなかったことを把握。翌7日に障害を解消した。

 グリーは9月6日の時点で延べ733人の未成年ユーザーに過大請求があったことを認識。情報開示が遅れた理由については、「未成年者でクレジットカード決済を行なっているユーザーはわずかで影響は軽微と判断したため」と説明している。

 上限額以上の請求を行った未成年ユーザーに対してはGREE内で告知を行うとともに、個別にメールを送付する。返金については、ユーザーからの問い合わせを受けて本人確認ができ次第、順次行なっていくという。

(増田 覚)