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絶版本を紙と電子で復刻販売、BookLiveと三省堂書店が新事業

 株式会社BookLiveと株式会社三省堂書店は7日、絶版本などの書店で入手困難な書籍を紙と電子の両方で復元して販売する「インタラクティブ ブック ソリューション」事業を開始した。

 BookLiveが運営する電子書籍ストア「BookLive!」と三省堂書店が運営する「三省堂書店オンデマンド」を連動させた新事業。入手困難な本を両社のいずれかが出版社に交渉して電子データ化し、電子書籍をBookLive!で、紙の書籍を三省堂書店オンデマンドで販売する。

 両社は、これまでより多くのコンテンツを揃えられるだけでなく、在庫を持たずに書籍を販売できる。ユーザーは、電子と紙で好きな方の書籍を購入できる。

 最初の施策として、BookLive!で配信して好評だったという株式会社平凡社の「東洋文庫」を三省堂書店オンデマンドでも販売する。東洋文庫は、アジア各地の古典作品を翻訳し、解説を付けた叢書シリーズ。入手困難かつ古書市場で高値をつける作品が多いという。

インタラクティブ ブック ソリューションの流れ

(増田 覚)