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フェンリル、「Sleipnir 4 for Windows」への「Blink」採用について調査中

 フェンリル株式会社は10日、ウェブブラウザー「Sleipnir 4 for Windows」のレンダリングエンジンに「Blink」を採用することに関して言及した。

 Blinkは、「Google Chrome」のベースとなっているオープンソースブラウザー「Chromium」で採用している「WebKit」から分岐したレンダリングエンジン。Googleは3日、Chromiumの新たなレンダリングエンジンとしてBlinkを採用することを発表している。

 フェンリルによれば、Sleipnir 4はChromiumを採用していることから、ネット上でも「Sleipnir 4 for WindowsはBlinkを採用するのか?」という声が聞かれるようになっていたという。

 これについてフェンリルは、「Blinkに関してはプロジェクトの進捗状況やWebKitからの変更の度合いを調査しているところ」と説明。現段階で確約できる情報はないとしつつも、「中長期的な開発計画に対し大きな問題がなければ積極的に進めたい」としている。

 フェンリルは同日、不具合を修正した「Sleipnir 4 for Windows(4.0.1)」、およびメモリの限界を警告する機能の調整と、Internet Explorer 10導入環境で一部のサイトを開いた際にフリーズする問題を修正した「Sleipnir 2 for Windows(2.9.16)」をリリースした。

(増田 覚)