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Facebook、日本でもAVマーケットプレイス開設、セキュリティソフト無償提供

 米Facebookは10日、セキュリティソフトを無料でダウンロードできる「アンチウイルスマーケットプレイス(AVマーケットプレイス)」において、日本語を含む7つの言語を追加した。

AVマーケットプレイス

 AVマーケットプレイスは、WindowsおよびMac、モバイル向けのセキュリティソフトをダウンロードできるサイト。ソフト提供元としては無期限で無料で使えるavast!やAVG、Aviraのほか、半年間無料で使えるKasperskyやWebrootなどがある。

 ダウンロードするには、各ソフトに「いいね!」する必要がある。なお、一度ダウンロードすると、AVマーケットプレイスから他のセキュリティソフトをダウンロードすることはできなくなる。

 6カ月無料で使えるKasperskyやWebrootのセキュリティソフトは、ライセンス期間中のみ最新の機能が利用可能。7カ月目以降、最新の機能を利用するには各社のサイトから有償版をダウンロード購入する必要がある。

 セキュリティベンダー各社はソフトだけでなく、不正・危険なサイトのURLを収集したリストもFacebookに提供する。これによりFacebookが持つURLのブラックリストが改善され、Facebookユーザーの保護が強化されるとしている。

 今回、AVマーケットプレイスが対応したのは日本語に加えて、韓国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語の合計7言語。

 米国では2012年4月、Microsoft、McAfee、Trend Micro、Symantec、Sophosの5社と協力してAVマーケットプレイスを開設している。なお、現時点で5社のソフトは日本語ではダウンロードできない。

(増田 覚)