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ヤフーが中小店舗向けにTポイント導入、CCCとの資本・業務提携に基づき

T-UNIT 3のイメージ

 ヤフー株式会社とポイントサービス「Tポイント」を運営する株式会社Tポイント・ジャパン(TPJ)は13日、中小規模店舗向けにTポイント導入の提携営業を行う代理店契約を締結した。カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)とヤフーが2012年6月に締結した資本・業務提携に基づき、ヤフーが6月7日よりTポイント導入を進めていく。

 ヤフーとTPJによれば、中小規模店舗が独自でポイントシステムを導入するには、システム構築や専用機器導入の費用、運営費の問題などが障壁だった。そこでCCCは、Tポイント専用端末「T-UNIT 1」および「T-UNIT 2」を通じてTポイントを導入できる環境を構築してきたという。

 今回の提携では、専用カードリーダーとタブレット端末をセットにしたヤフー版「T-UNIT 3」を開発。専用カードリーダーはイヤホンジャックをタブレットに差し込むだけで、Tカードを読み取れるのが特徴。タブレットは7インチのHuawei製で、ヤフーが開発したアプリがプリインストールされ、ポイントの付与と還元ができる。CRM機能も搭載し、優良顧客向けのキャンペーンも行えるという。

 ヤフーによれば、アプリを活用することで、システム更新などで仕様が刷新されても、オンライン上で簡単にシステム更新ができるため、機器自体を刷新する必要がなく、大幅なコスト削減も可能となったとしている。

(増田 覚)