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玩具通販「ハピネット・オンライン」に不正アクセス、カード番号など不正閲覧

 株式会社ハピネットは3日、同社が運営するおもちゃなどのオンラインショップ「ハピネット・オンライン」が不正アクセスを受け、クレジットカード番号を含む顧客情報が不正に閲覧された可能性があることが判明したとして、事態を公表した。

 ハピネットによると、5月31日にサイトにおいて大量のログインエラーが発生していることを確認したため、調査を開始。ユーザーになりすました不正アクセスの痕跡があることを発見したため、31日午後10時38分にサイトを停止するとともにアクセスを遮断した。

 不正アクセスのあった期間は4月24日から。不正に閲覧された可能性のある顧客情報は、氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、メールアドレス、クレジットカード番号と有効期限。最大9609人のユーザー情報が不正に閲覧された可能性があり、うち最大3909人はクレジットカード情報が閲覧された可能性がある。ハピネットからユーザーのIDやパスワードが漏えいした事実はないとしている。

 ハピネットでは、今回の件に対応するため、電話およびメールによる問い合わせ窓口を設置。不正に閲覧された可能性のあるユーザーには、パスワードを初期化した上で、メールで個別にお詫びするとともに、パスワードの再設定を依頼している。

 ハピネットでは、事態を厳粛に受け止め、引き続き原因の徹底究明と全社を挙げて再発防止策に取り組むとともに、ユーザーの金銭的被害が発生しないよう、各クレジットカード会社と連携を図りながら対処していくとしている。

(三柳 英樹)