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佐川急便が「Google AdWords」を販売開始、狙いは宅配便の需要拡大

 佐川急便株式会社は10日、検索連動型広告「Google AdWords」のトライアル販売を開始した。AdWordsのパートナープログラムの最高水準である「Premier SME Partner」となり、AdWordsの運用技術がない広告主のサイトへの集客を支援する。

 佐川急便はPremier SME Partnerとなることで、GoogleからAdWords運用に関するトレーニングやアドバイスを受けている。また、AdWordsのサービスやツールの最新情報をいち早く入手できるため、より効果の高い広告を表示するための運用が可能だとしている。

 広告主は、AdWordsのアカウント管理にかかる作業を外注し、人的・時間的負担を削減できるのがメリット。佐川急便はサイトの集客を支援する広告主の事業が拡大することで、本業である宅配便の需要が増えると見込んでいる。

 広告主はサイトから問い合わせると、佐川急便が電話でヒアリングを実施。その上で広告主が申し込むと、佐川急便がAdWordsのアカウントを管理する。佐川急便は9月20日までAdWordsをトライアル販売する。その後、販売方法などのさらなる多様化を検討する。

(増田 覚)