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ユーザー撮影のパノラマ写真もGoogle Mapsで公開、投稿サイト「Views」開設

Android端末から簡単にアップロード

 Googleが撮影した「ストリートビュー」だけでなく、ユーザーが撮影した360度パノラマ写真もGoogle Mapsで公開される。米Googleは30日、パノラマ写真を投稿・共有するためのコミュニティサイト「Views(ビュー)」を開設した。Android 4.2以上の端末に搭載されている「Photo Sphere」で撮影したパノラマ写真を投稿し、Google Mapsで共有できる。

パノラマ写真投稿コミュニティサイト「Views(ビュー)」。世界各地の名所のストリートビューをまとめた「ストリートビューギャラリー」の風景も参照できる

 Viewsにパノラマ写真を投稿するには、Google+アカウントでのサインインが必要。Android 4.2端末であれば、撮影してあるPhoto Sphereのパノラマ写真をAndroidフォトギャラリーから選択・送信することで、簡単にGoogle Mapsで共有できる。Android端末以外にも対応しており、デジタル一眼レフカメラおよびパノラマ写真アプリケーションを使って作成した写真も、Photo Sphereフォーマットに変換してアップロードできるようにしている。

 投稿されている写真はViewsのサイト上で地図から探して閲覧できるほか、投稿者ごとのギャラリーページもある。また、Google Mapsからも閲覧可能だ。プレビュー版として公開されているデスクトップ向けGoogle Mapsの新ユーザーインターフェイスで、地図画面右下にあるギャラリーアイコンをクリックすると、その場所に関する写真のサムネイルが画面下部に横一列に表示される。その中に、Googleが撮影・公開しているストリートビューや、従来よりGoogle Maps上から参照できたPanoramioなどのユーザー投稿写真に加え、Viewsに投稿されているPhoto Sphereのパノラマ写真もリストアップされる。これら3種類は、サムネイル写真の左下にあるアイコンで区別可能だ。

投稿者ごとのギャラリーページ(Google Maps公式ブログから画像転載)
プレビュー公開されているデスクトップ版新Google Mapsでのパノラマ写真閲覧(Google Maps公式ブログから画像転載)

 なお、Viewsで投稿を受け付けるパノラマ写真は、360度の水平視野があり、正確な位置情報(ジオタグ)が付いていることなどが条件。ポリシーにより、暴力的・差別的なもの、他人の法的権利を侵害するものなどは許可されない。

(永沢 茂)