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Cerevo、4系統のHDMI映像をスイッチング→ニコ生配信できる機器「LiveWedge」
(2013/11/13 11:00)
つないだビデオカメラからPCレスでUstream配信が行える機器「CEREVO LIVEBOX」「LiveShell」「LiveShell PRO」を世に送り出してきた株式会社Cerevoが13日、スイッチャーとしての機能をメインに据えて強化した新製品「LiveWedge」を発表した。
4系統のHDMI入力を備えており、タブレット端末からの操作で映像をスイッチング/ミキシング可能。ライブ配信機能を搭載したスイッチャーとの位置付けだ。発売は2014年1月の予定で、同社直販サイトでの販売価格は9万9999円。
LiveWedgeは、大きさが270×155×41mm(幅×奥行×厚さ)、重さが約1.1kg。HDMI入力端子4系統に加えて、RCAステレオ入力端子も1系統備えており、音声については計5系統のミキシングにも対応する。HDMI入力はいずれもHDCP/MHLに対応。また、すべてスケーラ―を内蔵しているため、異なる解像度およびアスペクト比の映像間でスイッチング/ミキシングが行えるとしている。
スイッチングなどの操作は、本体に付いている物理ボタンやジョグホイール、専用のiPad/Androidアプリから可能。専用アプリには映像のプレビュー機能を備えているほか、PinP(Picture in Picture)、クロマキー合成、ワイプ、フェイド、カットなどにも対応する。
HDMI出力は、スイッチング/ミキシング後の映像・音声を出力するプログラムアウトと、専用アプリの操作画面を外部モニターに表示できるプレビューアウトの2系統を備える。HDMI入出力の最大解像度は1080/60p。
インターネットへのライブ配信については、LiveShell PRO相当の機能を内蔵。Ustream、ニコニコ生放送、YouTube Liveのほか、ユーザーの自前サーバーへの配信も可能。フォーマットはH.264、最大解像度は720/30p、最大ビットレートは10Mbps。
LiveWedgeにはSDカードスロットも備えており、スイッチング/ミキシング後の映像・音声は、HDMI出力やインターネット配信のほか、SDカードに録画することも可能。フォーマットは
H.264、最大解像度は1080/30p、最大ビットレートは15Mbps。
SDカードからは、事前に用意しておいた映像・画像素材を再生することも可能だ。
ネットワークインターフェイスはIEEE 802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz帯)の無線LANと、10BASE-T/100BASE-TXの有線LAN。なお、本体にバッテリーは内蔵しておらず、電源は専用ACアダプターで供給する方式。
Cerevoは、11月13日~15日に幕張メッセで開催される放送・映像機器展示会「Inter BEE 201」にブースを出展。新製品のLiveWedgeを含む同社製品を展示する。