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フリービット、端末代と料金セットで月額2100円の新サービス

 フリービットは、個人向けにスマートフォンとMVNO型の通信サービスを組み合わせて提供する「フリービットモバイル(freebit mobile)」を提供すると発表した。端末代金とIP電話料、通信料をあわせて月額2100円~になる。

 「フリービットモバイル」は、端末代金(1カ月あたり999.6円、24回払い)と、IP電話の通話基本料と通信料(1100.4円)、あわせて月額2100円で利用できるサービス。NTTドコモの3Gネットワークを利用する。通常の通信速度は150~200kbps。IP電話は、その通信帯域とは別の帯域が確保されるとのことで、国内一般電話宛で3分13円、携帯電話宛で1分21円となる。同社サービスの050番号通話、NTTコミュニケーションズの「050plus」などと無料で通話できる。

 オプションとして、携帯電話のネットワークで通話できる「090/080/070番号」(月額1000円、通話料は未定)や、100MBにつき250円となる高速化サービス「ハイスピードチケット」などが用意される。ハイスピードチケットでは、実測として2~3Mbpsになるとのこと。

 フリービットでは、データセンター、ソフトウェア、ハードウェア製造メーカーなどを傘下に抱えており、携帯電話回線をMVNO(仮想移動体通信事業者)として調達することで、垂直統合型でサービスおよび端末を提供する。一元的なサービス形態にすることで、中間マージンがほとんどかからない、として低コストなサービスの実現を図る。「フリービットモバイル」自体は、先端層向けではなく、これからスマートフォンへ乗り換える層に向けたサービスとのこと。

 フリービットでは、建築家の迫慶一郎氏と協力して「フリービットモバイル」のデザインを策定。地方都市から、迫氏がデザインした店舗が展開するという。当面は直営店舗とオンラインでのみ取り扱われる。

5インチディスプレイの「PandA」

 端末は5インチ、854×480ドットのディスプレイを搭載する「PandA(パンダ)」。フリービット製となる。デュアルSIM(SIMカードを2枚装着)対応のAndroidスマートフォン。1GHz駆動のデュアルコアプロセッサ、4GBのストレージ(ユーザー領域は2GB)、512MBのメモリ、最大32GB対応のmicroSDHCカードスロット、800万画素カメラなどを搭載する。

 デュアルSIM対応だが、1つはW-CDMA用、もう1つはGSM用で、海外で2枚、SIMカードを装着して利用することが想定されている。なお国際ローミングは非対応。

 大きさは147×76.5×9.7mm、重さは168g。Android 4.1.1を採用する。Google Playは近日対応予定とのこと。

(関口 聖)