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Amazon、Kindleタブレット向け「Fire OS 3.1」公開、法人向け機能を強化

 Amazon.co.jpは、11月28日に出荷を開始したタブレット端末「Kindle Fire HDX 8.9」「Kindle Fire HDX」および「Kindle Fire HD(ニューモデル)」を対象として、最新OS「Fire OS 3.1」のアップデート提供を開始した。Wi-Fi接続時に自動的に更新されるほか、専用ページからのアップデートも可能。

 Fire OS 3.1では、コンテンツを「コレクション」としてグループ分けして整理できる「クラウドコレクション」機能が追加。コレクションはクラウド上に保存され、他のKindle端末やKindleアプリと同期できる。

 辞書と翻訳機能はポップアップで表示されるようになり、読書中に単語の意味を辞書やWikipediaで簡単に調べられるようになった。

 ドキュメントやスプレッドシート、プレゼンテーション資料などを閲覧できる「OfficeSuite」が標準搭載され、ドキュメントやメールをWi-Fi対応プリンターで直接印刷できる機能も追加された。

 法人向けの機能としては、VPNによるリモートアクセスや、モバイルデバイス管理(MDM)システムとの連携に対応。内蔵ブラウザーのSilkブラウザーがケルベロス認証に対応し、シングルサインオンをサポート。社内データに安全にアクセスするためのデジタル証明書にも対応する。

(三柳 英樹)