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Adobe、Flash Playerのセキュリティアップデートを公開

 米Adobe Systemsは10日、Flash Playerの脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。ユーザーに対して最新バージョンへのアップデートを推奨している。

 最新バージョンは、Windows/Mac版がバージョン11.9.900.170、Linux版がバージョン11.2.202.332。また、Adobe AIRについても、最新版のバージョン3.9.1380が公開された。

 Flash Playerを標準で同梱しているGoogle ChromeおよびWindows 8.1用Internet Explorer 11、Windows 8用Internet Explorer 10の場合は、それぞれのブラウザーのアップデートによりFlash Playerも自動的にアップデートされる。

 修正する脆弱性は2件で、脆弱性が悪用された場合、特別に細工したコンテンツを開いた際に、任意のコードを実行させられる可能性がある。

 Adobeでは、脆弱性の危険度を4段階で最も高い“Critical”とレーティングしている。アップデートの適用優先度は、Windows版とMac版では3段階で最も高い“1”、Linux版とAdobe AIRでは最も低い“3”としている。

 また、Shcokwave Playerについても、2件の脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開している。最新版はバージョン12.0.7.148(Windows版/Mac版)。

(三柳 英樹)