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クラウド会計ソフト「freee」が青色・白色申告の不動産所得用の決算書に対応

 freee株式会社は1月9日、freeeが青色申告・白色申告の不動産所得用決算書の作成に対応したと発表した。

 貸家などを営む個人事業主から「不動産所得用の決算書に対応して欲しい」という要望が寄せられていたことから、機能を追加したもの。この機能により、貸家・貸地などを営む個人事業主がfreeeを使って「不動産所得用の決算書」を作成、申告が可能となった。

 昨年12月26日には支払調書の作成にも対応している。従来の会計業務では、会計ソフトと支払調書を作成するソフトが別々になっており、2つのソフトを購入する費用や手間がかかっていた。このためfreeeでは、支払調書を追加料金なしで作成できる機能を追加。同一ソフト内で支払調書の作成までが行えるようになった。

 また、β版ではあるが、e‐Taxにも対応。メニューバーの「決算」→「決算書の作成」から、「e-Tax用ファイル出力はこちら」をクリックすると、e-Taxソフトに取り込める「xtxファイル形式の決算書」が出力できるようになった。

 freeeは、個人事業主や中小企業向けのクラウド会計ソフトで、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、記帳が自動化できる機能が最大の特徴。無料プラン、月980円の個人事業主プラン、月1980円の法人プランがあり、無料プランはデータ保存期間が3カ月間という制限がある以外は、すべての機能が利用可能となっている。

(工藤 ひろえ)