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コンテンツに挿入されるネット動画広告、国内市場規模は132億円で前年比3倍

 株式会社シード・プランニングは7日、国内のインターネット動画広告に関する調査結果を公表した。

 調査は、動画コンテンツの前後や中間に挿入されて一定時間表示される「インストリーム広告」と呼ばれるインターネット動画広告についての市場規模などをまとめたもの。

 国内のインターネット動画広告市場は、2013年は132億円で、2012年の3倍以上の規模に拡大した。2012年ごろからグローバル企業が日本でも大手動画共有サイトに大規模な出稿を行い、この流れを受けて国内大手広告主企業の取り組みが進展。国内のインターネット広告市場全体の2%に相当する規模に成長した。

 2013年ごろからは、国内外の大手広告会社や媒体社、ベンチャー企業によるインターネット動画広告ビジネスへの参入が多く見られ、スマートフォン動画広告の需要拡大に対する期待も高まりつつあると分析。これらを背景に、国内のインターネット動画広告市場は成長を続け、2017年には640億円、インターネット広告市場全体の6.9%の規模に達すると予測している。

(三柳 英樹)