テレワークグッズ・ミニレビュー
第160回
サブスク解禁されていないCDを簡単にスマホに取り込みたい! バッファロー「ラクレコ+」で最強の音楽ライブラリを作る
2026年4月17日 12:00
静かな空間で仕事をしていると、逆に集中できないといった人は少なくないだろう。筆者もその一人で、テレワーク中には音楽を流していることが多い。
基本的にはSpotifyで音楽を聴いているのだが、昔のアーティストのアルバムや、ゲームのサウンドトラック、即売会などで販売された同人CDなどは配信されていないことも多いため、デジタルでの配信が中心になった今でもCDを買うことがある。
仕事中に聴く音楽は基本的にスマートフォンから再生しているのだが、CDでしか聴けない音楽を無性に聴きたくなることがあり、やきもきすることが多々あった。今回は、スマートフォンに直接CDを取り込めるバッファローの「ラクレコ+」で、こうした問題を解決してみたいと思う。
iTunesで管理している音源をiPhoneに同期するのはかなり面倒
筆者は、購入したCDの音源をPCに取り込んでiTunesで管理している。
まず、PCのiTunesに取り込んだ音楽をiPhoneに同期する方法として最も手軽なのは、「iCloudミュージックライブラリ」を使った方法だろう。それぞれで同じApple Accountにサインインしていれば、クラウド経由で自動的に同期される。音質など一部の制限はあるものの、特に気になるほどではない。
しかし、このサービスが利用できるのは、Apple MusicまたはiTunes Matchを契約しているユーザーに限られているため、両サービスともに契約していない筆者は利用できない。
こうした場合には、USBケーブルでPCにiPhoneを接続することで、iTunesから音楽を同期できる。すべての音源をiPhoneに同期すると保存容量が足りなくなってしまうため、厳選した音源を選択して同期する必要があるのだが、ライブラリにかなり多くの音源を保存しているため、iPhoneに同期したいものを探すのが大変だ。
こうした理由から、PCのiTunesに頼らず、もっと手軽な方法でスマートフォン上に自分好みのライブラリを作りたいと考え、ラクレコ+の購入を決めた。ラクレコ+は単なるスマートフォン用のCDドライブではなく、取り込みから再生、ライブラリの管理までを完結できる専用アプリもセットになった製品だ。
ハードウェアとしては、これまで面倒に感じていた、PCで取り込んだCDをiTunes経由で同期するという作業をスキップし、スマートフォンと接続するだけで直接取り込める手軽さが魅力だ。
さらに、アプリとしても標準的な再生機能に加えて、さまざまな便利な機能が搭載されている点が魅力だ。導入の決め手となったのが、すでにiTunes経由でiPhoneに同期している音楽を、ラクレコ+のアプリ上でも表示・再生できる「楽曲リンク機能」だ。これまでにiTunesで同期したお気に入りの音源をそのまま生かしつつ、まだiPhoneに同期していないCDだけをラクレコ+で追加していく運用が可能になる。
こうした便利なハードウェアとアプリの組み合わせによって、新しいライブラリへスムーズに移行できるのが非常にうれしいポイントだ。
初回セットアップはとても簡単
ラクレコ+はスマートフォンへの接続方法やDVD再生への対応など、さまざまなモデルがラインアップされている。今回購入したのは、スマートフォンにWi-Fiで接続し、DVD再生にも対応した「RR-PW1-WH/N」だ。今回は、CDの取り込みを最大の目的としているため、CDの取り込み機能に絞ってレビューしていく。
ラクレコ+本体のほか、コンセントから給電する電源ケーブルと、モバイルバッテリーやUSBアダプターから給電するUSBケーブルが付属している。このほか、取り込んだ音源をバックアップするためのDVD-Rも1枚付属している。
セットアップの手順は非常にシンプルだ。アプリストアから「ラクレコ+」アプリをインストールする。次にラクレコ+に電源を接続し、ラクレコ+から飛んでいるWi-Fiに本体裏面に記載されている情報で接続するのだが、接続用のQRコードを読み取るだけで完了するので非常に楽だ。これでアプリに本体が認識され、CDを取り込めるようになる。
ただ、実際に使っていて気になった点もある。ラクレコ+から飛んでいるWi-Fiと、自宅で普段使っているWi-Fiが競合してしまい、取り込みの途中で接続が途切れてしまうことがあった。おそらく、スマートフォン側がインターネットにつながらないラクレコ+のWi-Fiから、普段使っているWi-Fiに自動的に切り替えようとしてしまうことが原因だろう。
スマートフォンの設定で普段使っているWi-Fiへの自動接続を無効にすればこの問題は軽減されるが、普段Wi-Fiを使う際にかなり不便になってしまう。こうしたトラブルを避けて簡単に使うためには、ケーブル接続のモデルを買ったほうが良いと感じた。
CDを取り込む
さっそくCDを取り込んでみる。ここも非常に操作が簡単で、ラクレコ+にCDを挿入した後、アプリ右上の「CD取込」ボタンを押し、その後はアプリ上の指示に従って進めていくだけで完了する。CDのアーティスト名や曲名、ジャケットなどの情報は、CD情報のデータベース「Gracenote」から自動的に取得されるため、手作業で入力する必要はない。
音質は320kbps、256kbps、128kbps、96kbpsのAACのほか、無圧縮のCD音源(FLAC)の中から選択できる。
再生時間が75分ほどのアルバムの取り込みは、4分半程度で完了する。取り込みが完了すると、自動的にラクレコ+本体のディスクトレイが開き、CDが取り出される。ここで、別のCDを挿入すると続けて取り込むことができる。
この一連の作業を終えると、自動的にディスクトレイが開き、次のCDの取り込みをそのまま始められる点が便利だと感じた。多くのCDを取り込む必要があるときでも、最小限の操作で済む点が非常にありがたい。
歌詞の自動取得や語学学習モードなど、標準のアプリより便利な機能も
プレイリストの作成や、ランダム再生など、音楽アプリに欲しい機能はほとんど搭載されている。プレイリストはアルバムごとでも作成できるほか、最近聴いた曲、最近取り込んだ曲、よく再生する曲といった自動で作成されるプレイリストもある。また、曲数が多くなってきた場合でも、アルバム名や曲名で検索できるため、お目当ての曲を探しやすい。
これ以外に、iOS標準のミュージックアプリに搭載されていない便利な機能がいくつかある。
1つ目が、歌詞の自動取得機能だ。検索投稿コミュニティサイト「プチリリ」に登録されている曲であれば、再生画面右上のボタンを押すことで歌詞を取得して表示できる。曲に合わせて歌詞が表示される同期歌詞にも対応している。これまでCDから取り込む際には、手作業で歌詞データを入力する必要があったのでかなり作業が楽になった。
2つ目が、語学学習モードだ。0.5~3倍のスピードコントロール機能や、指定した箇所を繰り返し再生するA-B間リピート機能、ワンタッチで3秒戻し・10秒スキップが行える機能が搭載されている。
容量不足もスマートフォンだけで解決
数多くのCDを取り込んでいくと、スマートフォンのストレージ容量が気になってくるだろう。ラクレコ+には、アプリ内から取り込んだデータを外部にバックアップする機能が用意されている。
本体に付属のDVD-Rに取り込んだ音楽を書き込むバックアップのほか、USBメモリをスマートフォンに直接接続してバックアップする「USBライブラリー」機能も利用できる。あまり聴いていない曲をバックアップしてスマートフォンから削除し、また聴きたくなったときに復元するといった使い方ができる。
ただし、この方法で作成したバックアップデータは、ラクレコ+専用の形式で保存されるため、PCやほかの音楽プレーヤーにコピーして再生できない点には注意が必要だ。
また、音楽CDを作成する機能もあり、アルバムやプレイリスト単位でCD-RやCD-RWに書き込んで、音楽CDを作成することも可能だ。
テレワーク中に聴く音楽をより良いものに!
ラクレコ+を導入したことで、これまでiTunesから同期するという手間が壁になり、長らく放置していたお気に入りのCDたちのiPhoneへの取り込みが、手軽に実行できるようになった。
普段はSpotifyを使いつつ、CDでしか聴けない音楽をラクレコ+のアプリで聴く、といった使い分けで、作業中に聴く音楽への満足度がかなり向上したと感じている。手元にはまだまだ取り込めていないCDがあるが、これからも少しずつ取り込んでいき、お気に入りのCDが詰まった最強の音楽ライブラリを構築していきたいと思う。
INTERNET Watch編集部員やライター陣が、実際に使ってオススメできると思ったテレワークグッズをリレー形式で紹介していく「テレワークグッズ・ミニレビュー」。もし今テレワークに困りごとを抱えているなら、解決するグッズが見つかるかも!? バックナンバーもぜひお楽しみください。















