イベントレポート

Interop Tokyo 2026

緑色の10GbE対応ルーターに閉域網SIMを内蔵、「ZUNDA CONNECT ROUTER」は情シス支援の経験から生まれた

ZUNDA株式会社のブース

 6月10日~12日に開催された「Interop Tokyo 2026」のZUNDA株式会社のブースでは、法人向けルーター製品「ZUNDA CONNECT ROUTER」を展示していた。月額1万5000円のサブスクリプション方式で、初期費用は0円。

 ブースでは、通常の10GbE対応のZUNDA CONNECT ROUTERに加えて、10GbE非対応で小型化した試作機「ZUNDA CONNECT ROUTER LITE」も展示されていた。

 なお、ZUNDA CONNECT ROUTERは、Interop Tokyo出展者の製品を表彰する「Best of Show Award」にて、「ネットワークインフラ(エンタープライズ)部門」と「ShowNetコントリビュータ部門」の審査員特別賞を受賞した。

「ZUNDA CONNECT ROUTER」(右)と、試作機の「ZUNDA CONNECT ROUTER LITE」(左)。緑色のカラーリングが特徴的だ
「ZUNDA CONNECT ROUTER」
「ZUNDA CONNECT ROUTER LITE」(試作機)

 同社はもともと、中小企業やスタートアップ企業に、情シス支援やクラウド導入支援などを行ってきた会社だ。その中で、顧客企業でネットワークのトラブルが問題になることが増えてきたことから、自分たちでルーターを開発したとのことだった。

 そのため、ネットワーク管理者のいない拠点を抱え、拠点でネットワークにトラブルがあると情シス担当者が駆けつけないといけないような中小・中堅企業を助けるような作りになっているのが特徴だ。

 具体的には、ZUNDA CONNECT ROUTERは、クラウド管理型になっていて、インターネット経由でどこからでもルーターを設定できる。しかも、閉域網SIMを内蔵してその回線からクラウド管理につながっているため、ルーターをWANに接続する前や、WAN接続にトラブルがあるときでも、ルーターを設定できる。

 それにより、設置時にも、情シス担当者が電話などで拠点の人にケーブルをつなぐ指示をするだけで使い始められる。トラブルが発生したときにも、多くの場合は現地に駆けつけることなくリモートから対応できるという。なお、ハードウェア故障時は先出しセンドバックにより交換対応し、交換機にケーブルを差し替えるだけで設定を復元できる。

 もちろん、ポートやネットワークの状態、ログなどをクラウドのコンソールで確認できるほか、ルーターからのスピードテスト機能もあるため、現地での状況がリモートで分かる。複数拠点をフルメッシュでVPN接続する「マネージドメッシュ」機能もあり、ルーターを追加するときはその名前を指定すればVPNに参加できる。

 コンフィグはJSON形式で管理。クラウドのコンソールから直接JSONで編集することもでき、入力時の項目名の補完や、バージョン管理、変更点の確認、ロールバックなどの機能もある。

クラウドのコンソール。ルーター自身や、ポート、ネットワークの状態を見られる
ルーターからスピードテストを実行して現地のネットワーク状況を確認
コンフィグの変更点を確認
マネージドメッシュVPN機能

 ZUNDA CONNECT ROUTERは今回、Interop Tokyoの会場ネットワーク「ShowNet」にも参加。出展ブースを収容するラックN-7で「ZUNDA CONNECT ROUTER LITE」が、Wi-Fiアクセスポイントを管理するラックN-8で「ZUNDA CONNECT ROUTER」が、それぞれVPNに使われていた。

ShowNetブースのラックN-7の「ZUNDA CONNECT ROUTER LITE」
ShowNetブースのラックN-8の「ZUNDA CONNECT ROUTER」