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3月12日は「ウェブ25周年」、記念サイト公開

 ティム・バーナーズ=リー氏がウェブを発明してから25年となることを祝して、特設サイト「Web at 25」が12日、公開された。

ウェブ25周年記念サイト「Web at 25」

 25年前の1989年3月に、バーナーズ=リー氏はCERN(欧州原子核研究機構)において、後のウェブにつながる提案「Information Management: A Proposal」を執筆。1990年10月に最初のウェブブラウザーとエディターの開発に着手し、1991年8月にはウェブのソフトウェアがインターネット上で利用できるようになった。

 バーナーズ=リー氏はウェブ25周年に寄せて、「ウェブを使用する数十億の人々が、今の形にウェブを造り上げたのです。その皆さんと共にこの記念すべき日をお祝いしたいと思います。この記念日は、ウェブにこの成功をもたらした信条を守るものでもあり、ウェブの限りない可能性をこれから先に、より解き放つものとなります」とするコメントを発表。ウェブに対する夢を「#web25」に寄せてほしいとしている。

 また、「いまだにウェブにつながっていない全人口の5分の3の人々に、どのようにつながっていくか」といった問題や、国や地域によるインターネットへの規制への関わり方、検閲や監視、サイバー犯罪などの脅威に対して、オンラインでの自由やプライバシー、セキュリティをどのように確保していくかといった課題に対して取り組んでいくと説明。「本当にウェブをすべての人々に届けるためには、すべての人が“次の25年”を見据えていかなければならない」とコメントしている。

(三柳 英樹)