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「電子書籍アワード2014」大賞は「進撃の巨人」、21ストアの年間売上を集計

 株式会社KADOKAWAが運営する本の情報サイト「ダ・ヴィンチニュース」において30日、「電子書籍アワード2014」が発表された。電子書籍ストア21店の年間売上データをもとに独自のベストセラーランキングを集計、その総合1位となったコミック「進撃の巨人」が「電子書籍大賞」に選ばれた。

 総合ランキングは、1位の「進撃の巨人」以下、2位「キングダム」、3位「ジョジョの奇妙な冒険」、4位「宇宙兄弟」と続き、依然として電子書籍ではコミックが強いという。次いで5位には「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」、6位「ロスジェネの逆襲」が入り、小説「半沢直樹」シリーズが人気を集めたとしている。

順位作品タイトルジャンル著者名出版社名ポイント
1進撃の巨人コミック諫山創講談社1,598,633
2キングダムコミック原泰久集英社758,958
3ジョジョの奇妙な冒険コミック荒木飛呂彦集英社703,332
4宇宙兄弟コミック小山宙哉講談社440,091
5オレたちバブル入行組/オレたち花のバブル組小説池井戸潤文藝春秋359,213
6ロスジェネの逆襲小説池井戸潤ダイヤモンド社320,235
7ONE PIECEコミック尾田栄一郎集英社302,682
8はたらく魔王さま!ライトノベル和ケ原聡司KADOKAWA/アスキー・メディアワークス292,554
9テラフォーマーズコミック作:貴家悠画:橘賢一集英社236,662
10HUNTER×HUNTERコミック冨樫義博集英社209,853

 部門別ランキングも発表しており、「進撃の巨人」はコミック部門、「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」は小説部門でそれぞれ1位。このほか、ライトノベル部門では「はたらく魔王さま!」、教養・雑学部門では「統計学が最強の学問である」、趣味・実用部門では「人生がときめく片づけの魔法」、ビジネス・自己啓発部門では「ゼロなにもない自分に小さなイチを足していく」がそれぞれ1位となっている。

 電子書籍アワード2014は、2013年に配信されたアダルト作品除くすべての電子書籍が対象。eBookJapan、GARAPAGOS STORE、紀伊國屋書店Kinoppy、Kindle Store、コミックシーモア、DMM電子書籍、dマーケットdブックストア、電子貸本Renta!、どこでも読書、BOOK☆WALKER、BooksV、ブックパス、BookPlace、BookLive!、honto電子書籍ストア、mibon、めちゃコミック、Yahoo!ブックストア、LINEマンガ、楽天kobo、ReaderStoreがデータ提供で協力した。

(永沢 茂)