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第19回AMDアワード、大賞は「進撃の巨人」プロジェクト

 一般社団法人デジタルメディア協会(AMD)は18日、優秀なデジタルコンテンツなどの制作者を表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'13/第19回AMDアワード」の授賞式を東京・元赤坂の明治記念館で開催した。大賞/総務大臣賞には「『進撃の巨人』プロジェクト」(株式会社講談社/アニメ「進撃の巨人」製作委員会)、AMD理事長賞には「Sound of Honda/Ayrton Senna 1989」(本田技研工業株式会社/株式会社電通)が選ばれた。

第19回AMDアワード授賞式

 2013年1月1日から12月31日の間に日本国内において発売・発表されたデジタルメディアで表現されるコンテンツおよび、最新のデジタル技術を駆使して制作された国内(海外展開含む)の作品を対象に、年間コンテンツ賞を選出。大賞とAMD理事長賞のほか、優秀賞に「Windows 8.1」「艦隊これくしょん ~艦これ~」「きゃりーぱみゅぱみゅ」「CocoPPa」「孤独のグルメSeason3」「ニコニコ超会議」「信長の野望 創造」が選ばれた。

 大賞の「『進撃の巨人』プロジェクト」は、諫山創氏の漫画「進撃の巨人」をはじめとして、テレビアニメや広告宣伝展開、関連商品の展開などを総合して賞が贈られた。原作漫画の売上は累計3000万部を突破、2013年のテレビアニメ化に続き、2015年には実写映画化も予定されるなどさまざまなメディア展開を拡大しているとともに、主題歌や作品内容のオマージュをはじめとするユーザー生成コンテンツの広がりも評価された。

「進撃の巨人」の編集を担当した講談社の川窪慎太郎氏(左)と総務省総務審議官の桜井俊氏(右)
大賞の受賞旗はゆるキャラ「巨人くん」が受け取った

 AMD理事長賞の「Sound of Honda/Ayrton Senna 1989」は、1989年のF1日本グランプリ予選において記録されたアイルトン・セナの走行データを基に、鈴鹿サーキットに設置した多数のスピーカーとLEDにより当時の走行を再現したもの。

 江波直美賞(新人賞)には現代アーティストのスプツ二子!氏、リージョナル賞には長野県・松代テレビ局の「高齢者によるインターネットテレビ局の運営」が選ばれた。また、1995年の第1回AMDアワードから18年にわたり審査委員長を務め、2014年1月に亡くなった浜野保樹氏に特別功績賞が贈られた。

本田技研工業の三河昭広氏(左)とAMD理事長の襟川恵子氏(右)
1995年から審査委員長を務めた浜野保樹氏に特別功績賞が贈られた

(三柳 英樹)