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「青空文庫POD」で怪奇・探偵小説70作品、海野十三、久生十蘭、浜尾四郎ら

 株式会社インプレスR&Dは18日、インターネット図書館「青空文庫」に収蔵された作品をプリントオンデマンド(POD)で提供する「青空文庫POD」において、ラインナップの追加を行った。第3弾となる今回は、大正~昭和前半に発刊された怪奇小説・探偵小説など70点が対象。価格はタイトルによって異なるが、一例として、国枝史郎著「銀三十枚」の大活字版は743円(税別)。

「青空文庫POD」第3弾70タイトルの中の代表作

 青空文庫PODは、注文に応じて1冊単位での印刷・製本を行うサービス。文字サイズおよび判型の組み合わせを「ポケット版」(9ポイント・A6変型判)、「シニア版」(10.5ポイント・四六判)、「大活字版」(22ポイント・B5判)の3種類から選べるため、高齢者などでも読みやすいという。なお、青空文庫PODの売上の一部は、青空文庫に還元される。

 第3弾ラインナップは、かつての人気雑誌「新青年」で活躍した作家の作品が中心。国枝史郎のほか、久生十蘭、浜尾四郎らの作品が新たに読めるようになった。

 青空文庫PODは「Amazon.co.jp」のほか、「三省堂書店(楽天市場店)」「ウェブの書斎(楽天市場店)」にて注文・購入できる。一般書店では販売されない。

文字サイズおよび判型の組み合わせを3種類から選べる

(森田 秀一)