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フレッツ光のONU小型化、脱着可能なスティック状に、防犯カメラにも実装促進

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は28日、同社の光アクセスサービスのONU(回線終端装置)を小型化するとともに、これを活用した各種機器を端末メーカーなどが開発できるよう、そのインターフェイス仕様を公開すると発表した。

 NTT東日本が開発中の小型ONUは、大きさが12.7×14.0×82.0mm以内に収まるサイズとなり、2015年6月に提供開始予定。インターフェイスとしては、光ファイバーを通信機器に接続する光トランシーバーの業界標準規格「SFP+(Small Form factor Pluggable+)」を採用し、容易に各デバイスと脱着可能にする。仕様の詳細は来月公開予定。

開発中の小型ONUのイメージ

 NTT東日本の光アクセスサービスのONUは、現状では「フレッツ 光ネクスト」で加入者宅に設置する「ひかり電話ルーター」などに内蔵され一体化されている。これを脱着可能とすることで、NTT東日本の光アクセスサービスを活用する各種機器をさまざまな端末メーカーで開発できるようにするのが狙い。

 具体的には、ネットワーク家電と連携する宅内ゲートウェイを他社が開発・提供できるようになるほか、オフィス向けの複合機、M2M分野では防犯カメラやスマートメーター、駅などに設置するデジタルサイネージや自動販売機などへの利用が想定されるという。

小型ONUの利用シーン例

(永沢 茂)