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ハチ公前広場に巨大なGoogle音声検索、138インチ画面で検索結果をマップ表示
渋谷活性化企画にグーグルが参加
(2014/8/25 15:58)
グーグル株式会社は25日、渋谷道玄坂商店街振興組合が開催する「Discover SHIBUYA 渋谷をもっと見つけよう。」キャンペーンに、パートナーとして参加すると発表した。
Discover SHIBUYAキャンペーンは、渋谷道玄坂商店街振興組合が主催し、渋谷区、渋谷区観光協会後援のもと、渋谷の街を「探しやすい」「すぐに見つかる」「もっと楽しむ」をテーマに企画。
ハチ公前広場に「ボイスサーチマップ」を設置。138インチの巨大スクリーン前に置かれたマイクに向かって、「森の図書室」や「ここから近くのカフェ」など話しかけるだけで、検索結果を大画面に表示する。マイク下にはタッチスクリーンが設置され、気になる店をタッチすると、大画面に行き先までの矢印アニメーションとストリートビューが表示される。
表示された情報は、NFCに対応したAndroid端末や、QRコード(iPhone可)を読み取ることで、手持ちのスマートフォンに情報を取り込める。ボイスサーチマップは、8月25日から8月31日までの1週間、正午から午後6時まで利用できる。また、音声検索の操作方法を紹介した動画を、スクランブル交差点ビジョンでも紹介する。
Googleは今回の企画でボイスサーチマップを提供するほか、店のオーナーや従業員自ら最新情報をインターネット上にアップデートすることで、Googleのサービス上で店の情報が検索できる「Googleマイビジネス」の活用を支援する。キャンペーン期間中には、Googleマイビジネスへの登録を支援する電話窓口の提供に加え、3名の「Googleマイビジネスサポーター」が自転車で店まで出張サポートに出向く。
また、渋谷道玄坂商店街振興組合より「Discover SHIBUYAマップ」を、チラシとGoogle+の「みんなで地図をつくろう」で提供。Googleアカウントを所持している人は、みんなで地図をつくろうで発見した店や場所をシェアできる。
渋谷の新しい魅力を発見してほしい
Discover SHIBUYAキャンペーンを開始するにあたり、渋谷道玄坂商店街振興組合がオープニングセレモニーを開催。渋谷道玄坂商店街振興組合理事長の大西賢治氏のほか、渋谷区観光協会理事長の松井裕氏、グーグル株式会社執行役員マーケティング本部長の岩村水樹氏が登壇した。
渋谷区道玄坂商店街振興組合の大西氏は、渋谷では再開発に向けた100年に一度の工事が始まり、2020年の東京オリンピックやパラリンピックの開催で、渋谷には国内外問わず数多くの観光客が訪れると予想。Discover SHIBUYAを通して、さまざまなお店でショッピングや食事など渋谷らしいおもてなしを受けることで、楽しく安全な街になると述べた。
渋谷区観光協会の松井氏は、今年の4月から外国人観光客が増加しており、特に忠犬ハチ公やスクランブル交差点の知名度が高いという。渋谷の魅力は、どんな人が来ても気に入るものが見つかる街で、Discover SHIBUYAは渋谷にピッタリのイベント。渋谷を発見してまた来ていただいてリピーターを増やすことで、渋谷をさらに活気あふれる街にしたいと述べた。
グーグルの岩村氏は、同社のミッションは世界中の情報を整理して、誰からでもアクセスでき利用できるようにすることであり、今回の企画は渋谷の最新情報を探しやすく、見つけやすくするのを目的とし、Googleがサポートできることがあると考えたという。渋谷は非常に魅力のある観光スポットであり、Googleのサービスを通じて世界の人々が渋谷の魅力を発見し、世界に発信するお手伝いができればと語った。