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「○○うどん.香川.jp」など、県名部分でも漢字が使用可能に

日本語による都道府県型JPドメイン名を提供開始

 JPドメイン名を管理する株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は、「都道府県型JPドメイン名」において、11月3日より都道府県ラベルを日本語でも提供すると発表した。

 都道府県型JPドメイン名というのは、例えば「aomori.jp」「tokyo.jp」などのようにセカンドレベルドメイン部分に全国47都道府県の名称を使ったドメイン名。従来よりサードレベルドメインでは「○○温泉.nagano.jp」「○○寺.kyoto.jp」「○○うどん.kagawa.jp」などのように日本語を登録することができたが、新たにセカンドレベルの都道府県ラベルの部分で日本語が使えるようになる。

 例えば、前述の3つの例の場合、「○○温泉.長野.jp」「○○寺.京都.jp」「○○うどん.香川.jp」も登録可能になる。

 なお、混乱を抑止する観点から、例えば「○○うどん.kagawa.jp」が登録済みの場合は、「○○うどん.香川.jp」を第三者が登録できない仕組みにするという(逆も同様)。

 都道府県型JPドメイン名は、日本国内に住所を持つ個人・組織であれば、どの都道府県ラベルのドメイン名でも登録可能。日本語による都道府県名ラベルのサービス詳細については9月1日に公開する予定だ。

 JPRSによると、「○○○.jp」形式の「汎用JPドメイン名」では、日本語ドメイン名の登録比率が約13%。これに対して都道府県型JPドメイン名では約25%あるという。都道府県ラベルも日本語で使用できれば訴求力を高められる場合があるとし、地域活性化にもつながるとして導入を決めた。

(永沢 茂)