ニュース

OS Xネイティブアプリ「Twitter for Mac」が10カ月ぶりのアップデート

4枚同時の写真共有に対応

 米Twitterは2日、OS X向けネイティブTwitterクライアントアプリ「Twitter for Mac」をアップデートした。バージョン番号は「3.1」。OS X 10.7以降に対応しており、現在、App Storeから無料でダウンロードできる。

 今回追加された主な新機能は画像機能で、最大4枚までの画像を同時に投稿・閲覧できるようになったほか、DMで画像共有できるようになった。

 ただし、こうした機能はiOS、Android、ウェブなどのプラットフォームではすでに提供されており、必ずも目新しいわけではない。画像4枚の共有機能は2014年3月26日には登場しているし、メッセージでの画像共有機能は2013年12月10日に登場している。

 それでも、Twitter for Macではこれまで1枚ずつ画像共有しなければならなかったことを考えると、多少便利になったといえるかもしれない。

 OS X向けクライアントの最近のアップデート頻度を見ると、2011年6月1日にバージョン「2.1.1」、2013年4月25日にバージョン「2.2」が公開され、2013年12月18日にバージョン「3.0.1」のメジャーアップデートがあった。

 Twitterのさまざまなアプリやサービスが次々とアップデートされていく中で、このTwitter for Macはまるで見捨てられていたかのようで、今回のアップデートは2013年12月以来となる。このOS X向けTwitterネイティブアプリが存在していながら、なぜそれほど注力されていないのかは不明だ。

 しかも、Mac App Storeにあるアップデート内容の短い説明文には「それぞれの画像をクリックすると多きく表示されます」という誤字が見られる有様だ(正しくは「大きく」)。

 なお、英語版「Twitter for Mac 3.1」には、画像の新機能のほかに「More performance improvements and bug fixes」(パフォーマンス向上と不具合の修正)との記述があるが、日本語版では「不具合の修正と操作の向上」と記述されており、実際に操作性が改善されているのかは不明だ。

(青木 大我 taiga@scientist.com)