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ChromeのブックマークをタイルUI化、Googleが拡張機能「Bookmark Manager」公開

フォルダーの自動分類・サジェストも可能

 米Googleは30日、Chrome拡張機能「Bookmark Manager」をひっそりと公開した。また、Chromeの開発者向けDev/Canaryチャンネルで、このBookmark Managerが組み込まれていることも明らかになっている。

 Googleが「Google Stars」と呼ばれるブックマーク拡張機能に取り組んでいるとの噂があったが、今回、Bookmark Managerという名称のもとで公開されたことになる。この名称からも、また、Dev/Canaryチャンネルに表れたことからも、Chromeの重要な新機能になる可能性がある。

 現時点でGoogleからBookmark Managerに関する表だった発表はなく、Chrome Web Storeでも検索対象となっていないようなので、使用には十分な注意が必要だ。特に、インストール後は以前のブックマークUIに戻ることはできないようで、「拡張機能」の一覧にも表示されない。また、使用しているChromeのバージョンや登録ブックマーク数などの条件により、ブックマークが消えてしまうなどの問題が発生しているとの情報もある。なお、現時点でChrome OSには対応していない。UIは英語にのみ対応しているが、日本語で利用することも可能だった。

Bookmark Manager(Chrome Web Storeの説明ページより画像転載)

 このBookmark Managerでは、登録したブックマークがテキスト一覧で表示されていたこれまでの形式から、タイルベースのUIへと一新された。

 ブックマークはワンクリックで行うことができ、保存するのにふさわしいフォルダーが存在する場合は、保存先としてサジェストしてくれる。ブックマーク登録時には、ページの画像、説明、コンテンツなどできるだけ多くの情報が自動的に追加されるほか、登録されたブックマークは自動的にトピックに応じて整理される。自分でフォルダーを作成し、手動で整理することももちろん可能だ。

 また、ブックマーク検索にGoogle Searchを利用することで、ブックマークのタイトルや説明だけでなく、ブックマークされたページのコンテンツまでも同時に検索する。

 さらに、登録後にページがアップデートされた場合、画像や説明もアップデートされていく。

 友人と特定のフォルダーをリンクで共有することも可能だ。また、ログインしていれば、モバイルを含む端末間でブックマークの同期も行える。

 Chromeはその登場当初から、検索を促すためにブックマークには力を入れてこなかっただけに、このUIがStableチャンネルで採用されれば大きな変更となる。

(青木 大我 taiga@scientist.com)