ニュース

楽天、Jリーグ参入、ヴィッセル神戸の全株式取得、ACL出場・リーグ優勝目指す

 楽天株式会社は6日、Jリーグへの参入を発表した。ヴィッセル神戸(株式会社クリムゾンフットボールクラブ)の全株式を取得する。

 現在のクリムゾンフットボールクラブの全株式を保有している合同会社クリムゾングループの代表は楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏であり、同氏がヴィッセル神戸のオーナー(クリムゾンフットボールクラブ代表取締役会長)だ。また、楽天は2004年からヴィッセル神戸の主要企業スポンサーとなっており、ユニフォームにも大きく「R」マークが入っている。

 楽天は今回、Jリーグの理事会の承認を経て、クリムゾングループが保有するヴィッセル神戸の全株式の譲渡を受ける契約を締結した。楽天では「楽天グループとヴィッセル神戸が一体となることで、グループシナジーを最大限に生かした経営が可能になり、効率的なマーケティング展開などによるヴィッセル神戸の運営基盤の強化が期待される」としている。東北楽天ゴールデンイーグルスを通じて蓄積してきたプロスポーツ事業の経営ノウハウを生かしていくという。

 三木谷氏は、「これまでのヴィッセル神戸の活動を継承し神戸の皆様のご支援を賜りながら、楽天グループとの連携を新たな推進力として加え、ACL出場・リーグ優勝を目指して、戦ってまいりたい」とコメントしている。

(永沢 茂)