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iOS向けブラウザー「Opera Coast 4.0」公開、ページ圧縮機能「Turbo」搭載

おすすめコンテンツ発見機能「Discover」も

 ノルウェーのOpera Softwareは16日、iOS向けモバイルブラウザーの新バージョンとなる「Opera Coast 4.0」をApp Storeにて無料公開した。iOS 7以上のiPhone 4以上、iPad 2以上、iPod touch 5以上に対応しており、メジャーアップデートとして多くの新機能を搭載した。

 まず、通信量削減の「Opera Turbo」機能をCoastに初めて搭載した。Operaではおなじみのこの機能は、ウェブページの表示をOperaサーバーに仲介させることで、画像や動画を圧縮して読み込み時間を短縮すると同時に、通信量を削減できるのが特徴だ。Opera Turboはデフォルトでオンになっており、通信速度が遅くなると自動的に適用される。設定アプリから常時オフにしておくこともできる。

 また、新機能「Discover」により、左右にスワイプするだけで新しいコンテンツをおすすめしてくれるようになった。また、下にスワイプするとサーチエンジンで検索することができる。

 よく見るウェブサイトはドラッグして固定し、お気に入りとして使用することが可能。また、iOSの共有機能によって、ページをTwitter、Facebook、LINE、メールなどにより共有できる。

 さらにページの安全性について、ページの暗号化状況、評価や信用性などの情報がバックグラウンドで検証され、危険な場合には警告が表示される。開いているページの安全性を表示することも可能だ。

 今回、初めてMacのハンズオフ機能にも対応した。利用するにはiOS 8が必要で、MacとiOS端末双方でBluetooth 4.0をオンにし、iCloudを利用している必要がある。ハンドオフによって、iOS端末のブラウザーで見ているページをその場でMacのデフォルトブラウザーに送り、閲覧を続けることができるようになる。

 このほか、iPhone 6 Plusのランドスケープモードにも新たに対応している。

「Opera Coast」紹介動画

(青木 大我 taiga@scientist.com)