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「新入社員が知るべき情報漏えいの脅威」ポリスチャンネルが啓発動画公開
(2015/4/1 06:00)
2015年度がスタートした。企業では、新社会人の入社や人事異動など職場環境が変化し、企業内のセキュリティリスクに対する意識を高める必要がある時期だともいえる。
NPO法人ポリスチャンネルでは3月30日、情報セキュリティ啓発動画「3つのかばん」を公開した。新入社員を対象に、組織において守るべき重要な情報と、その情報が漏えいすることで発生しうるリスクについて分かりやすく解説している。
また、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は3月31日、情報セキュリティ啓発動画の新作として「内部不正と情報漏えい」「パスワード」「スマートフォンのワンクリック請求」の3本を、YouTubeの「IPA Channel」にて公開した。
2014年に被害が相次いだ脅威を中心に、それぞれ10分程度のドラマに仕立てた。組織や個人の集合研修や学習教材、自宅での視聴を想定しており、対策についても触れている。
IPAでは2014年について、企業や組織内部の不正行為による情報漏えい事件が相次いで報道され、内部不正の関心が高まったほか、ネットサービスへの不正ログイン被害が相次いだ年だったとしている。また、IPAの調査で複数のサービスでパスワードを使い回している実態が明らかになっている。
IPAは2012年から「映像で知る情報セキュリティ」を制作し、これまでに12本の動画をIPA ChannelやDVD-ROMを通じて公開している。ポリスチャンネルが公開した「3つのかばん」も、IPAが2014年3月に公開していたもの。