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無線LAN導入企業の約半数で「WEP」が現役~キーマンズネットのアンケート調査結果

 アイティメディア株式会社の企業向けIT製品サイト「キーマンズネット」は11日、企業のIT担当者461人を対象に実施したアンケート調査「無線LANの導入状況(2015)」の結果を発表した。導入時に重視するポイントや実施しているセキュリティ対策などについて聞いている。

企業での無線LAN導入状況

 企業での無線LANは、全体の59.7%がすでに導入済みと回答。無線LANを導入済みの企業が重視するポイントとしては、「導入・運用コスト」が59.1%で最も多く、「セキュリティ」が46.5%、「可用性・安定性」が36.6%と続く。

 一方、無線LANを導入予定の企業では「セキュリティ」が68.3%、「導入・運用コスト」が63.4%、「運用・メンテナンスの容易さ」が39.0%の順。セキュリティについては、導入予定の企業の方が重視する傾向にあるようだ。

 無線LAN導入済み企業におけるセキュリティ対策は、「MACアドレス・フィルタリング+WEP」が34.4%、「PSK+AES」が18.6%、「IEEE 802.1x認証+AES」が17.0%など。なお、「WEPのみ」も9.9%存在しており、「MACアドレス・フィルタリング+WEP」と合わせると、無線LAN導入済み企業のうち約半数の企業でWEPが現役だという。また、「MACアドレス・フィルタリングのみ」と回答した企業も7.9%あった。

(山川 晶之)