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電話の会話で振り込め詐欺を検知すると本人と家族に通知、ニフティがVPNサービス活用の実証実験
(2015/9/17 15:00)
ニフティ株式会社は17日、VPNサービス「スマートサーブ」を活用した振り込め詐欺検知システムの実証実験を、2015年10月から2016年3月までの半年間実施すると発表した。
クラウド上で通話内容を解析し、振り込め詐欺で使われやすい文章パターンを検知すると、電話を受けた本人とあらかじめ登録した家族に警告を通知するもの。通話データは、スマートサーブ経由で第3者によるのぞき見や不正アクセスを防いでいるという。振り込め詐欺のキーワードは警視庁犯罪抑止対策本部に、固定電話などの機器や解析技術は各メーカーに、それぞれ協力を得ているという。
まず通話を録音し、スマートサーブを経由してクラウド上に通話データを蓄積。通話データを文字化し、文章パターンと照合・解析する。振り込め詐欺の可能性を検知した場合、本人に自動電話通知を行い、登録されている家族宛てにメールを通知する。
実証実験は、都内在住の65歳以上の「@nifty」会員のうち、モニターに協力する賛同者。使用機器は、NECプラットフォームズ製モバイルルーター「Aterm MR04LN」、パナソニックシステムネットワークス製FAX「KX-PD604DL」、東芝セミコンダクター&ストレージ社の「FlashAir」、スマートサーブ用サービスアダプター。音声認識技術には、アドバンストメディアの「AmiVoice Cloud」を使用する。