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Google、モバイルウェブを「AMP HTML」で高速化するプロジェクト発表

 米Googleは7日、モバイルウェブサイトの体験を改善させるプロジェクト「Accelerated Mobile Pages(AMP)」を発表した。

 AMPでは、コンテンツがリッチになるにつれロード時間が増大してきた現行のウェブページに代わり、動画やアニメーション、グラフィックスのほか、スマートアドも同時に、即座にロード完了するという。AMP HTMLは、既存のウェブ技術をもとに、新たに構築されたオープンフレームワークを使用している。

 また、同一のコードで複数のプラットフォームやデバイスへ対応することを目指しており、あらゆる種類のスマートフォン、タブレット、モバイルデバイスで利用できるとしている。Google Official Blogの動画では、ネイティブアプリのようにウェブページが切り替わる様子が見られる。

 今後、GoogleニュースといったGoogleの各種サービスをAMP HTMLに統合するとしている。また、Twitter、Pinterest、WordPress.com、Chartbeat、Parse.ly、Adobe Analytics、LinkedInなどのテクノロジー企業のほか、BBCやThe Wall Street Journal、朝日新聞デジタル、産経デジタルなど国内外のパブリッシャーがAMPのパートナーになるという。これら参加企業を巻き込み、AMPにおけるコンテンツの制作、配信方法の取り組み、広告のエリアにおいてさらなる機能追加などを行う。

(山川 晶之)