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GMOペパボの「minne」とヤマト運輸、ハンドメイド商品のためのオリジナル梱包材を開発、配送の手間を軽減

 GMOペパボ株式会社とヤマト運輸株式会社は21日、GMOペパボが展開するハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」向けのオリジナルデザインの梱包材を開発したと発表した。また、年内にシステム連携を開始する予定。

配送サービスのイメージ

 ヤマト運輸の「宅急便コンパクト」「ネコポス」でシステム連携を実施。minneの出品者の商品をユーザーが購入すると、出品者にQRコードが送付される。QRコードは、ヤマト運輸直営店にある店頭端末「ネコピット」でかざすと、購入者の情報が含まれた送り状が印刷される。これにより、配送手配時の手間が軽減される。

 また、梱包時の手間を減らすためのオリジナルデザインの梱包パッケージを開発。ヤマト包装技術研究所株式会社の「クイックフィットエコノ」を利用した、宅急便コンパクト専用BOXと、アクセサリーやブローチなどの小さな作品を梱包するのに最適なネコポス用BOXを開発した。オリジナル梱包材は、出品者である作家からヒアリングしてサービス開発に活かす「minne 作家座談会」より生まれたという。

「宅急便コンパクト」専用BOX
「ネコポス」用BOX

 ヤマト運輸では、minneに出品している作家の多くが、主婦などの個人が空いた時間を活用して品物を手作りしており、取引成立後の送り状や、梱包・包装など配送にかかわる手間を減らしたいというニーズがあったという。今回の取り組みは、そういった声に応えたものとなる。

(山川 晶之)