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難関校を目指す中学生に“学習グロースハック”、ジャストシステム「スマイルゼミ」が特進クラス開講

 株式会社ジャストシステムは19日、小学生・中学生向けのクラウド型通信教育「スマイルゼミ」において、公立難関・上位校合格に向けた「特進クラス」の新規開講を発表した。現・小学6年生向けの「中学準備講座」および「中学1年生講座」は12月17日から開講。月額1万800円(税別)から利用できる。専用のタブレットは別途必要で9980円(税別)。

中学生コースに「特進クラス」開講。なお、従来の「スマイルゼミ 中学生コース」は「スマイルゼミ 中学生コース 標準クラス」に名称を変更する

 スマイルゼミは、クラウド上に蓄積した全履修者の行動・学習履歴から理解度や学習進捗を分析して理解度に応じた問題を提示する「オーダーメイド型学習」を行うことが特徴。優先度や取り組むべき問題のレベルを判断することで、“自分専用のカリキュラム”をリアルタイムで生成し、個別配信する。問題はジャストシステムが独自に作成したものや過去問題をもとに構成される。

 新たに提供される特進クラスは、公立難関校・上位校を目指すカリキュラムで、入試において合否の分かれ目となる正答率30%以下の問題を解く力や、高い内申点を獲得する力を身に付けることを目的としている。

正答率30%以下の問題を解けるようにする
定期テスト対策は主要5教科・実技4教科に対応

 内容は「アニメーションワーク」「統合型映像授業」から構成される。アニメーションワークは基礎知識を習得するための講座で、立体図形・体積などといった講師が説明しても理解しにくい抽象的な概念を視覚的・体感的に学ぶ。統合型映像授業は応用問題に取り組む講座で、講師による映像授業を見ながらタブレットに直接書き込んで問題を解く実践力を身に付けていく。ジャストシステムマーケティング部の寺尾房代氏は、一般的に映像授業が提供する学習は基礎知識の習得にとどまるものが多いが、スマイルゼミでは自分で動かしてシミュレーションし、順序立った説明を見ることで視覚的・体感的に基礎知識の習得と応用力を養成できると述べた。

体感的に理解する「アニメーションワーク」
「統合型映像授業」。書き込みは保存されるため、再受講時に確認することができる
残り日数でやるべきことを提案。定期テスト前日には最優先して取り組むべき講座のみをスポットライト表示
一問一答のフラッシュカード形式「暗記カード」
「ウデダメシ」では、英語と数学の理解度を月に1回確認する
コメントやスタンプを送れる家族専用SNS「みまもるトーク」
子供の学習状況をグラフで表示する「みまもるネット」

 学習量は、毎月約40講座で所要時間は1講座につき20~25分。中学3年生の8月には中学の全履修範囲を終え、その後は入試の問題を解きながら実践力を高めるとしている。また、年3回以上の模擬テストも実施し、合格率や平均点、点数分布の中で目標レベルと現在の学力との差異を単元ごとに把握することができるという。

中3の夏までに全履修を終了。秋からは実践力養成
中1から年3回の模擬テストで実力を判定
模擬テスト結果画面
月に1回の教材配信時に、入試本番までのロードマップを表示する「進路マップ」
講座一覧を表示する「ポータル」は教科ごとの進捗状況も目盛りで表示

 特進クラス開講の背景として、ジャストシステム開発部長の広庭雅一氏は、“学習グロースハック”による学習導線の最適化を挙げた。同社ではウェブサービスの開発において採用されるグロースハックの手法が子供の学習においても利用できると捉え、スマイルゼミユーザーにシンプルな学習導線を具体的に提示できるように開発に取り組んできたという。また、開発と運用を一体化したDevOpsにより、子供の学習時期などに合わせてサーバー上のトラブルも早期発見し、改善できるスピード感を持っているとし、開発会社だからこそできる学習サービスと語った。

株式会社ジャストシステムの寺尾房代(マーケティング部)
株式会社ジャストシステムの広庭雅一氏(開発部長)

(磯谷 智仁)