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雨にもホコリにも強いヘッドマウントディスプレイ、「エアスカウター」のタフネスモデル、ブラザーが試作

 ブラザー工業株式会社は7日、業務用ヘッドマウントディスプレイ「AiRScouter(エアスカウター)」のタフコンセプトモデルを開発したと発表した。

「AiRScouter」のタフコンセプトモデル。さまざまなヘルメットへの装着が可能

 ブラザーでは、AiRScouter第1弾となる「AiRScouter WD-200A」を2015年7月に発売し。製造業や組立作業支援用途などで利用されている。今回のタフコンセプトモデルは、建設業界など堅牢性が求められる業界向けに、水分やホコリが多い屋内外での使用を想定し、防塵・防水・耐衝撃性能を強化している。

 ボディは円筒構造を採用することで耐衝撃性能を強化。IP65相当の防塵防水性能により、使用後の丸洗いが可能となっている。また、画面の位置を調整するフレキシブルアームやピント調整用のダイヤル、コントロールボックスのボタンなど、グローブや手袋を着けたままでも操作しやすいよう、大型化されている。

 タフコンセプトモデルは、1月13日~15日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第2回ウェアラブルEXPO」にて出展予定。なお、今回発表したものはコンセプトモデルのため、仕様およびデザインについては製品化までに変更する場合があるとしている。

(山川 晶之)