ニュース

花粉の飛散にあわせて花粉症対策グッズの詐欺サイトが増加、新生活を切り口にした安売りサイトにも注意

 BBソフトサービス株式会社は18日、同社のセキュリティソリューション「Internet SagiWall(インターネットサギウォール)」で検知したデータをもとに、インターネット詐欺に関する2016年2月度のレポートを公開した。

 インターネット詐欺とみられる総検知数は77万2027件で、前月比20.1%減。内訳は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが53.58%、フィッシング詐欺サイトが36.24%、ボーガスウエア配布サイトが7.35%、脆弱性悪用サイトが2.03%、マルウェア感染サイトが0.8%だった。

 2016年2月度は、花粉症対策グッズの詐欺サイトの増加を確認したという。前年も3月ごろから同様の詐欺サイトが確認されていたが、今年は例年より花粉の飛散が早く始まったこともあり、あわせて詐欺活動も早まったものと見ている。また、春の新生活を切り口にした詐欺サイトも検知されている。

 こうした詐欺サイトは、商品を購入しても実際には届かないといった被害にあう可能性があるほか、詐欺サイト上に不正なプログラムが仕込まれていた場合、クレジットカード番号や銀行口座に関する情報が流出する危険性があるため、BBソフトサービスでは注意を呼び掛けている。

インターネット詐欺検知件数
OSごとのインターネット詐欺種類検知率

(山川 晶之)