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Google、Chromeウェブストアの個人情報に関するポリシーを改定

 Googleは15日、Chromeウェブストアのユーザーの個人情報に関するポリシーを改定し、Chromeの拡張機能やChromeアプリがどのようなユーザーデータにアクセスするかを明示するよう義務付けた。これに違反するアプリは、7月15日以降に削除されるという。

 今回改定されたのは、Chromeウェブストアの拡張機能やアプリの開発者に向けた「Developer Program Policies」にある「User Data Privacy」の項目。

 ここでは、ユーザーデータの取り扱いに関するプライバシーポリシーを明示すること、個人情報や機密情報の取り扱いでは暗号化を使用することが示されている。また、個人情報や機密情報の収集にあたっては目立つ方法でユーザーの同意を求め、データの利用が主要な機能と無関係な時は、それも目立つように開示することを求めている。

 こうした、ポリシー変更の詳細についてはFAQにまとめられている。

 chromiumブログの該当記事ではこの改定について「ユーザーを保護することは、当社の主要な優先事項であり、ユーザーが情報を確認して、処理方法を選択できるようにするもの」としている。

 なお、Android向けのGoogle Playストアでは、すでにアプリがアクセスするユーザーデータについて明示するように義務付けられている。

(岩崎 宰守)