ニュース

NECがミクロネシア・キリバス・ナウルを結ぶ約2250kmの光海底ケーブルの建設完了。3国の通信環境を改善へ

ナウルでは陸揚げセレモニー

ナウル島での陸揚げセレモニーの様子

 日本電気株式会社(NEC)は5月15日、太平洋島嶼国を結ぶ光海底ケーブル「East Micronesia Cable System」(EMCS)の建設を完了し、ミクロネシア連邦の海底ケーブル運営会社FSM Telecommunications Cable Corporation(FSMTCC)、キリバス共和国の国営通信会社Bwebweriki Net Limited(BNL)、ナウル共和国の国営通信会社Cenpac Corporationに引き渡したと発表した。

 EMCSは、太平洋島嶼国のミクロネシア連邦、キリバス、ナウルの3カ国4島を結ぶ総延長距離約2250kmの光海底ケーブル。キリバスのタラワ島から、ナウル島、ミクロネシア連邦のコスラエ島を経由してポンペイ島へと接続している。

 これまで海底ケーブルが未開通だったタラワ島、ナウル島、コスラエ島では通信手段が衛星通信に限定され、通信の遅延や接続の不安定さが課題になっていたという。

 同社は、今回のケーブルの敷設により、各国で暮らす人々に高速、高品質かつ高信頼なインターネット通信環境を提供する。これにより、ビデオ通話によるコミュニケーションや、電子決済など様々なオンラインシステムを活用する際の利便性を大幅に改善し、デジタル化による市民生活の向上、さらには各国の経済的・社会的発展に寄与するとしている。

 EMCSの敷設は、日本・米国・豪州の各政府が連携支援する「東部ミクロネシア海底ケーブル事業」に基づくプロジェクトで、3カ国の資金提供のもとで実施された。

タラワ島への陸揚げの様子