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NEC、日本とシンガポールを結ぶ光海底ケーブル「Candle」の供給契約を、Metaやソフトバンクら4社と締結
2025年9月25日 06:30
日本電気株式会社(NEC)は、Meta Platforms、ソフトバンク株式会社、株式会社アイ・ピー・エス、TM Technology Servicesの4社と、日本とシンガポールを結ぶアジア地域内光海底ケーブルシステム「Candle」のシステム供給契約を締結した。また、インドネシアの通信会社であるPT XLSmart Telecom Sejahteraとも同様の契約を締結することで合意した。
「Candle」は、日本、台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシアおよびシンガポールを結ぶ、総延長約8000kmの光海底ケーブルで、2028年の運用開始が予定されている。Candleの建設により、AIや5Gなどの普及によって急増するデータ通信需要に対応したインフラ拡充や冗長ルートの確保に貢献するとしている。
Candleのシステム構成は、24ファイバーペア構成を採用している。これまでの光海底ケーブルのシステムは、多くても16~20ファイバーペアが多かったが、24ファイバーペアを採用することで、通信容量のさらなる大容量化が実現できるという。
NECは、海底ケーブルや中継器などの製造から、ルート設計、敷設工事、試験などを提供するシステムインテグレーターとして参画する。