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OS X、iOS、Safari、iTunes、watchOS、tvOSがアップデートで脆弱性修正

 Appleは、16日にリリースした最新アップデートで、Mac用OSやiOSなどの脆弱性を修正した。

 OS X El Capitanの最新アップデート「OS X El Capitan 10.11.5」では、カーネル、libxml2、メッセージ、QuickTimeなど複数のコンポーネントにおいて、CVE番号ベースで計67件の脆弱性を修正。また、安定性や互換性の改善も行っているとしており、同社ではユーザーに対してアップデートを推奨している。

 このほか、Mac用OSの前バージョンであるOS X Yosemite用の「Security Update 2016-003 Yosemite」、前々バージョンであるOS X Mavericks用の「Security Update 2016-003 Mavericks」もリリースされている。

 また、OS X El Capitan/Yosemite/Mavericks用のウェブブラウザー「Safari」についても、脆弱性の修正を含むバージョン「9.1.1」をリリース。なお、OS X El Capitan 10.11.5には、Safari 9.1.1におけるセキュリティ修正内容も含まれているとしている。

 Windows 7以降に対応する「iTunes 12.4」もリリースされており、UIの改善に加えて、脆弱性の修正が行われている。

 iOSの最新アップデート「iOS 9.3.2」も、カーネルやWebKit、Safari、Siriなどの複数コンポーネントにおいて、CVE番号ベースで計39件の脆弱性を修正している。このほか、同日リリースされた「watchOS 2.2.1」「tvOS 9.2.1」にもセキュリティ修正が含まれている。

(永沢 茂)