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愛の新ドメイン「.love」受付開始、リア充向け? 愛の告白用?

 株式会社インターリンクは、ドメイン名登録サービス「ゴンベエドメイン」において、日本時間の17日23時より、新ドメイン「.love」の一般登録の受付を開始すると発表した。登録料は年額4860円(税込)。

 「.love」は、Merchant Law Group LLPがレジストリとして管理する新gTLD(generic Top Level Domain:汎用トップレベルドメイン)で、「愛、恋愛」を表す。「愛する音楽、映画、文学、アートなどをインターネット上で共有したい方、愛し合うカップルの方々にもおすすめのドメイン」だという。

 「好き」という感情を表す新gTLDとしては、インターリンクがレジストリとして新設・管理する「.moe」(より正確には「好きで好きでたまらない」の意味とのこと)がすでにあるが、同社によれば「.love」は、「『.moe』もよりもリア充向けな“愛の告白専用”新ドメイン」だという。

 例えば、「<好きな人またはグループの名前>.love」を取得し、そのドメイン名を用いた自分の名前のメールアドレスを運用するなど、「やや昭和な感じも否めませんが、愛をアピールするにはピッタリなドメイン」だと説明している。

 なお、「.love」の取得条件はなく、法人・個人を問わず申請可能。リア充でなくとも、また、愛の告白目的に限らず取得・利用できる。

 新gTLDとは、以前は「.com」など22種類に限られていたgTLDの種類を大幅に拡大するもの。一般的な単語や地名のgTLDを新設してドメイン名登録サービスを通じて広く提供したり、企業が社名やブランド名、サービス名などをgTLDとして新設して自社サイト/サービスのために運用することが可能になった。約1300種類もの新gTLDが登場する見込みとなっており、そのうち約700種類がすでにインターネットのルートゾーンに追加済みだ。

 「Love」の次は「Sex」と連想される方もいらっしゃるかもしれないが、実は「.sex」という新gTLDもその中にある。4月にルートゾーンに追加されており、今年9月に提供開始の見込みだ。

「nic.sex」ドメイン名のウェブサイト

(永沢 茂)