「大阪」関連用の新ドメイン「.osaka」、早い者順での登録受付開始

　株式会社インターリンクは、新ドメイン「.osaka」について、先願制による一般登録の受付を4月1日11時に開始した。空いているドメイン名（文字列）を早い者順で取得できる。

　「.osaka」は、地理的名称の「大阪」を表わす新gTLD（generic Top Level Domain ：分野別トップレベルドメイン）。インターリンクでは、「府民を中心に、大阪コミュニティに属する個人、組織、企業、政府機関をつなぐプラットフォームとして活用されることを期待して新設した」という。

　登録は、提携する21社のドメイン名登録サービスを通じて受け付ける。料金はサービスにより異なるが、年額4000円程度。例えば、インターリンクのドメイン名登録サービス「ゴンベエドメイン」での価格は年額4320円（税込）。BRドメイン株式会社の「namegear」では年額3600円（税別）。

　なお、「.osaka」は基本的に誰でも登録できるが、下記の条件のいずれか1つを満たしていなければならないとしている。

• 大阪府の市町村、地方自治体、地方公共団体
• 大阪府の公共、民間機関
• 大阪府に住所を持つ組織、会社、その他の各種事業体
• 大阪府在住者
• 上記以外でドメイン名を正当な目的で登録、使用する方

　インターリンクでは、“地域還元型”ドメインとして「.osaka」を提供していくことを明らかにしている。「.osaka」の利益のうち50％を大阪のために寄付するというものだ。

　同社によれば、2万件登録されれば単年度黒字化するとしており、2017年度に黒字化する見込み。その後は、運用に必要な固定費などを除く「.osaka」の利益の半分が寄付される。寄付先は、大阪を拠点とするニュースサイト「GIGAZINE」編集長らで構成する有識者会議が、府内の各種団体から選定するという。

　地理的名称を使った国内の新gTLDとしてはこのほか、「.nagoya」「.tokyo」「.yokohama」「.okinawa」「.ryukyu」「.kyoto」がある。