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写真で見るコクヨのデジタルノート「CamiApp S」

 株式会社コクヨS&Tのデジタルノート「CamiApp S」が8月21日に発表された。従来のCamiAppがスマートフォンと連携したアナログノートであったのに対し、CamiApp Sは本体に電磁誘導式センサーを搭載。専用ペンで対応ノートに書くだけでその内容を自動的に取り込んでスマートフォンやタブレットに転送できるほか、手書き文字のテキスト化、クラウドへのアップロードも可能になった。

 本記事では、CamiApp Sの見開きタイプである「ノートブックタイプ」(Android版)を中心に、その細部などを写真で紹介する。

※発売日・価格などの詳細は、本誌8月21日付の関連記事『コクヨ、紙に書いたままを電磁誘導センサーで取り込めるデジタルノート』を参照のこと。

「CamiApp Sノートブックタイプ」の高さはiPadの旧型モデルとほぼ同じ

「ノートブックタイプ」はソフトカバー付き大型ノートのような外観

CamiApp Sノートブックタイプの前面。ソフトカバーの段差部分がポケットになっている
CamiApp Sノートブックタイプの裏面。ソフトカバーの段差部分を剥がすと、バッテリーにアクセスできる
本体裏面には、製品型番とシリアル番号が記載されている。横の蓋はバッテリースロット
本を開くようにソフトカバーを開くと本体が現れる。本体の左右は分離しており、ソフトカバーによってつながっている。本体をカバーから取り外すことはできない
対応ノート用紙を、左右の本体の彫りに合わせ、粘着シートにそれぞれ装着。途中、用紙が粘着シートに触れて思わぬところで固定されることもあった
対応ノート用紙の装着が完了。これにより、左右の本体が対応ノートの表紙(紙)を介して連結したかたちだ
向かって右側の本体の上部にインジケーターを装備。左からバッテリー、本体ステータス、Bluetooth、NFCとなっている。NFC対応端末であれば、ロゴの部分にかざすと接続できる。サイドには、充電用のmicroUSB端子、電源ボタンとBluetoothボタン。
専用ペンで書いている時は、ステータスランプが緑色からオレンジ色に変化する
対応ノートを装着した状態で折りたたんだ時の厚さ、横には比較用の100円玉
CamiApp Sのバッテリー、3.7V、700mAhと表記されている
専用ペン、電池不要のため軽く仕上がっている
電磁誘導式のため、ペン先にコイルを内蔵している
専用ペンの芯。替芯は80円で販売予定
カバーにはペンホルダーが装備される

CamiApp Sのサイズ感と専用バッグ

CamiApp SノートブックタイプとノートPC(DELL Latitude E6230 12.5インチ)
CamiApp Sノートブックタイプを開いた状態で比較
Latitude E6320は309×226mm(横×縦)に対し、CamiApp Sノートブックタイプは179×258mm(横×縦)
インプレスが発刊する月刊誌「デジタルカメラマガジン9月号」と比較
デジタルカメラマガジンの寸法は、209×277mm(横×縦)
別売の「たためる打合せバッグ for CamiApp S」(4250円)
CamiApp Sと500mlペットボトル、ペン、スマートフォンを収納した状態
裏側は折りたためるようボタンが付いている

対応ノートは3種類

専用用紙の横罫タイプノート
横に線が引かれている
横罫タイプの認識チェックボックス。ノートを別タイプに交換する際、アプリの設定を変更するかチェックボックスにマークする
専用用紙の方眼罫タイプノート
縦と横に線が引かれている
方眼罫タイプの認識チェックボックス
専用用紙の打合せ記録タイプノート
上部に日付、タイトル、場所、時間、メンバーを記述することでGoogleカレンダーと同期できる
打合せ記録タイプの認識チェックボックス
すべての対応ノート右下にある「ACTION」ボックスと「SAVE」ボックス。ACTIONボックスは、特定の数字に対して機能を振り分け、任意の番号を記述することで割り当てた機能を実行する。SAVEボックスは、記述が終わり1ページとしてカウントする際にチェックする

片面だけの「メモパッドタイプ」もラインナップ

CamiApp Sのメモパッドタイプ(発表会時写真)、カバーは付いておらず本体のみとなる
ノートブックタイプと違い対応メモ用紙をハメ込むだけで装着完了。左右のページを別々に固定しなければならないノートブックタイプと比べると使いやすい

山川 晶之